細胞治療について

細胞治療は、比較的新しい医学領域です。
ヒトまたは微生物の完全な細胞を使用し患者様に対して様々なベネフィットを提供します。

細胞療法と再生医療は、異なるものでありながら重複する革新的な医学領域です。すべての再生医療技術が完全な細胞を使用するわけではなく、またすべての細胞療法が組織再生という性質を持つわけではありません。

細胞治療には2つの主な働きがあります。1つは、外傷部位に細胞が取り込まれることにより損傷した組織を置換する働き、もう1つは、細胞が特定の治療因子を放出させ自己治癒を誘導する働きです。これらは、しばしば患者様ご自身の細菌叢の操作と組み合わされることもあります。

細胞療法

完全な生細胞、全細胞を使用
細胞は必要な部位に積極的に移動することが可能
細胞は継続的に化合物の生成が可能
細胞の活動と複製および細胞死を制御が可能

従来の薬物療法

特定の化合物を使用
化合物は人体の循環系に依存
投与量は摂取量により管理する必要がある
作用時間はほとんど制御できない
人体の排泄系に依存

完全な生細胞を利用することの利点は、それらが多様な化合物を分泌し、様々な信号を感知して反応し、そして体内または組織内の特定の領域に移動できることです。さらに、生細胞の活動、複製、死は様々な方法により厳重に制御することができるため、患者様自身の代謝および排泄過程、もしくは遺伝的性質のみに左右されることはありません。


これらの理由により、細胞療法は、従来の薬剤療法では不可能な様々な重要なアンメットニーズを満たす独自の治療法となります。この技術は、癌、感染症、自己免疫疾患、代謝性疾患の治療および組織の修復と再生に対して有望であることが既に証明されています1

肝臓は比類のない再生能力を持つことから、細胞治療による新しい肝臓再生医療の可能性に注目が集まっています。プロメセラは、既に成熟肝細胞移植が肝機能を改善できることを示しています2

しかしながら、成熟肝細胞は産生が難しく、その凍結保存が問題となる可能性があります。このため、当社は現在、より簡単な製造方法で容易に入手可能なテクノロジーの開発に力を注いでいます。体外で培養され、肝臓に移植された成人由来の肝前駆細胞は、非常に有望な結果を示しています。これらは、新薬の薬理毒性学的スクリーニングならびに新規化合物の最適化に利用できる可能性も有しています3


これらの製品で様々な肝疾患の臨床治験を実施しているプロメセラは、有効な治療法のない先天性および後天性肝疾患を対象とした細胞治療および再生医療におけるグローバルリーダーとして自らを位置付けています。

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参考文献

  1. Fischbach MA, Bluestone JA, Lim WA. Cell-Based Therapeutics: The Next Pillar of Medicine. Sci Transl Med. 2013;5:3005568
  2. Sokal EM. Regeneration of the Liver: From Hepatocyte Cells to Deficient Hepatic Cells. Bull Mem Acad R Med Belg. 2009;164:207-212.
  3. Najimi M, et al. Adult-Derived Human Liver Mesenchymal-Like Cells as a Potential Progenitor Reservoir of Hepatocytes? Cell Transplantation. 2007;16:717-728.